【FP監修】資産運用を継続することの難しさとは?

目次

はじめに

みなさん、こんにちは。今回のテーマは継続することの難しさについてまとめていきます。

この記事は老若男女、年齢問わず見れる記事です。

そこで、質問です。

今まで生きてきた中で、さすがに生まれたばかりを起点とする必要もないですが、物心がついた地点からで構いません。

今の今までずっと継続してきているものはありますでしょうか?

数年、数十年間という期間。

なかなかないのではないでしょうか。

あるとすれば、それなりのご年齢の方で、社会人になられて転職せずずっとお勤めの方であれば勤続年数数十年間というケースもあるでしょう。

ただ今の労働市場においては、終身雇用が崩れつつあり、誰かしら転職などをして、ひとつの企業で働き続ける方も少ないと思います。

また、趣味やプライベートにおいても、最近は趣味の移り変わりや齢を重ねることによる変化などで、継続して昔から行っている事柄は少ないのではないでしょうか。

実際、この記事を書いている私も、例えば小学生から今の今まで続けているものは皆無です。

20歳になってお酒にはまり、そこからバーに興味をもち、そこからはずっとバーに行っているので、ある意味趣味の範疇で、かれこれ十数年になります。

気が付けばあっという間ですが、冷静に見ると、十数年も経過したのかと思う時があります。

あくまでこれは仕事の環境や趣味の中での継続期間の話です。

これが分野を変えて「資産運用」という観点から考えてみたいと思います。

NISAについて

ここ最近、特に昨年から新NISAというものが始まりました。

国が「貯蓄から投資へ」をモットーに、推進している施策です。

このNISAというものは、金融商品のひとつです。

本来であれば金融商品において、儲かった分(増えた分)に関して金融所得課税として20.315%課税される仕組みとなっていますが、このNISAに関しては、なんと非課税ということで、多くの人が飛びついている現状があります。

ところが、これは預貯金と違い元本保証をしていないものになるので、経済状況に応じて積立金が変動します。

良い時もあれば悪い時もあり、払った分以上になることもあれば、払った分以下にもなり得るということです。

ここ最近は世界経済が混沌としており、今まで鰻登りで上がっていた株価も低迷気味で、特に顕著だったのが、昨年秋口くらいにNISA含め株価が大きく下がったことです。

その影響で、NISA等を解約して普通預金など「いろんな意味での安全資産」に資金移転をする人が続出しました。

これはいろいろ理由があると思いますが、まずは投資の原則として「長期」「分散」「積立」があります。

基本的に投資とは時間がかかるものであり、かつ長期にわたる保有ということになると、人生何があるかわからないのと一緒で、資産運用や経済も何があるかわからないと同義といえます。

そのため、長期保有することドルコスト平均法(※ここでの詳細は割愛)を用いて運用すれば、結果として大きな果実として残る可能性があります。

ここがわからずに経済状況により一喜一憂し、ダメそうならすぐに損切り(解約・払い出し)などを行う人がいるのです。

しかも日本の投資信託の平均保有期間がなんと約3年くらいだというから驚きです。

一般的に投資信託を持つ方の多くは老後資金対策などが多いと感じます。

となると、長期保有は必須で、年齢にもよりますが、少なくとも10年以上は保有すべきだと考えます。

とりわけ若い年齢層(20代~30代)は20年~30年くらいは保有すべきだと私は考えています。

20年も30年も今まで継続して取り組んだこともない人もきっと多いでしょう。

しかも20~30年後はなかなか想像しにくいのも現実です。

ただ、実際問題、例えばアメリカでいえば、投資の神様と言われるアメリカの投資家ウォーレン・バフェットは若い頃からインデックス投資を始めており、気が付いたら彼の年齢は94歳。70年もの期間を運用しています。(2025年4月現在)

非常に大きな成果を生んでいるのも事実です。

まとめ

投資以外で、公私ともに継続してできていないものが多いのに、果たして資産運用を20年も30年も長きにわたり続けることができるのでしょうか?疑問であります。

この長期間において様々な出来事が起こり、それに一喜一憂してしまうのが人間です。

人間の心理にも影響してくることでしょう。

ただそれに構うことなく継続する強い意志が必要です。

様々な困難を、強い意志によってその壁を乗り越えた暁には、大きな果実があなたを待っていることでしょう。

資産運用は長期間戦です。

だからといって必ずしも一人で解決しようとはせずに、誰かにアドバイスをもらいながら運用を手助けしてもらうのも手です。

友人・知人だけではく、お金の専門家と呼ばれるファイナンシャルプランナーに相談するのも良いでしょう。

それにより長期保有できる可能性もあります。

ぜひ資産運用の部分で、長きにわたって続け、最終的には、自身でも驚くような果実ができていることを切に願うばかりです。

監修FP

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