【FP監修】子どもの年収制限アップか!?103万円の壁が崩壊

目次

はじめに

みなさん、こんにちは。

今回のテーマでは、子どもの年収制限(103万円の壁)についてまとめていきます。

実は、子どもが働ける年収制限が上がる可能性が出てきたのです。

特に大学生の方やそのご両親にとっても、グッドニュースなのではないでしょうか。

現状大学生(19歳~22歳)の子を扶養する親の税負担を軽減する特定扶養控除について、現行年間103万円になっている子どもの年収を123万円に引き上げる可能性が出てきているのです。

これはとてもインパクトのある政策だと感じています。

これは昨今話題になっている国民民主党の年収控除の引き上げに伴う措置と考えられます。

20万円分引き上げは親子ともに嬉しいはずです。

今まではこの103万円を超えると親の税負担が増える仕組み(控除の対象から外れるため)となっていました。(ちなみにこの控除の額は63万円です)

物価高の影響について

昨今の物価高の影響などで、毎月の生活費が上がっている家庭も多いと思います。

私も学生時代は同じような経験がありますが、両親からは「あまり働かないように、親の税金が増えるから」とよく言われていました。

当時は年間103万円を超えないように意識しながら働いていた気がします。

また、当時は最低時給も今ほど高くはなかったです。

現在では、大都市圏の方であれば最低時給は1,000円を超えます。

このような時給が当たり前の世の中になってきています。

ところが15年くらい前までは最低時給は700円台でした。

1,000円を超えるアルバイト先もありましたが、その場合大抵は水商売か夜の仕事だったように記憶しています。

とにかくお金がなく、もちろん学生なので学業が優先事項ということは頭にはありましたが、幾分資金がないと部活やサークル活動、友人との交遊もできません。

とにかくアルバイトはシフトを入れて少しでも多くのお金を稼ぎたいと思ったあの頃が懐かしいものです…

103万円の壁が崩壊しようとしている

そして時が経ち、いよいよこの103万円の壁が壊れようとしています。

ベルリンの壁の崩壊と同じくらいインパクトのある政策だと私は勝手に思っています。

単純計算、今まで103万円以内で抑えていたものが、123万円に引き上げる可能性があるということなので、20万円も稼げる可能性があるということになります。

学生やこのような「103万円の壁」に阻まれていたご家庭にとってはとても良い施策だと感じます。

一方で、税調会長など、本当に123万円まで引き上げて良いのか、引き上げれば税収が減ってしまうのは間違いないため、とても慎重な議論が交わされています。

また一部の議員の中には「学生の本業は学業なのだから、引き上げること自体そもそも間違っている」とハッキリ述べている議員もいます。

確かに学生の本業は仕事ではなく学業なのだから、この意見も間違いないといえば間違いないと感じています。

まとめ

わたし個人の意見としては、ぜひこの壁を破壊していただき、稼ぎたい人は稼いでいただきたいと考えています。

そしてその稼いだお金で、学生時代でしか味わえない「経験」を購入して、その貴重な経験を糧に社会へと飛び立ってほしいものです。

「勤労学生控除」などもありますが、例えば、私立か国立かで控除の壁の上限を設けてみるのも一つの手だとは思います。

同じ内容の勉学を学ぶ場合、私立と国立とでは年間にかかる教育費には、大きな差が生まれます。

国立の方が費用自体は安くなる傾向があるため、その場合は私立学生と比べて控除の上限額を落としても良いかもしれないです。

または、学生にかかる費用が少ないなど、一定の基準を満たし必要な書類を提出した場合、控除の分を「後払い」する感じでもよいかも…と考えたりもします。

後払いの時期は要検討とはなりますが、少なくとも学生間で差別が生まれないようにしなければならないため、在学中に関してはそのように対策を講じるべきだと感じるのです。

いずれにしても、志をもって頑張っている学生も非常に多いため、ぜひこの控除の上限額を上げていただきたいと思います。

そうすれば、学業優先とは言いながらも、学業と仕事を無理なく、かつ効率的に両立している学生も昔はいましたし、現在も大勢いると思います。

細かい議論は政府内で行っていただきたいものの、少なくとも103万以上にはしていただきたいと願うばかりです。

この年収の壁に関して様々な議論がなされていて、当初は178万だったが紆余曲折あり、123万円になりそうな雰囲気です。

ただこれも確定ではないため、今後の動向が注目されています。

監修FP

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