【FP監修】高額療養費制度が改定!?今後の社会保険制度について解説

目次

はじめに

みなさん、こんにちは。

今回は、高額療養費制度が改定される件についてご紹介します。

いつかはこの上限も上がると想定していましたが、想定していた以上に改定が早かったと感じています。

この背景には、2025年問題も関係していると思います。

2025年問題とは、「団塊の世代」が全員75歳以上になるということです。

高齢者が多ければ必然的に医療機関に通うケースも多く、また高額薬剤の普及などもあり、それらの総額は年々増加傾向とのことから、我々現役世代に対して保険料の負担額を増額してきた形です。

しかし、高齢者は基本的には退職した後の世代で年金収入のみとなってしまう方が多いため、さすがに高額療養費制度の廃止とまではいかないですが(国民全員が平等に医療を受けられるようにするため)、ただ現役世代が少なく高齢者が多いと、社会保障の維持が困難になることから、医療費を抑制すべく、今回高額療養費制度を改定した流れでしょう。

ただ国民ひとりひとりの所得が違うため、かつそのような状況下でも平等な医療負担という観点から考えて、従来もそうでしたが、基本的に所得が高い方は高額療養費制度があるとはいえ、自己負担の上限額が高めに設定されています。逆に、低い人は上限額が低めに設定されています。

高額療養費制度の段階的な見直しについて

しかしながら、2025年8月よりこの制度が見直され、かつ2027年の8月までの約3年間かけて段階的に上限額を引き上げると発表しています。

例えば、現在の日本人の平均年収から考えると、約450万円ほどですが、この年収層に当てはめると、自己負担額は約3万円くらいアップする形となります。

以前は約8万円ほどで済んでいたものが、11万円超となります。

これは大きな改定です。

このような状況下で、特に不安を抱えている方がいます。

それは「ガン罹患者」です。

ガンは大小さまざまな場所に生じ、ステージ0から4の5段階で設けられており、それぞれのガンの進行具合を数値で表しているものです。

当然ステージが大きくなればなるほど症状が重い形となります。

ガンに関しても早く処置が終わって寛かいに向かう人もいれば、10年間通院など治療中の人もいます。

健康保険3割や高額療養費制度のおかげで多くの患者は費用面ではある程度助かっている部分もあります。

しかし、先に述べたように、収入によって差を設けられ、治療が長引けば治療費の総額も上がっていくのは必至。

また働き世代がガンに罹患するケースも多いのが現状です。

これはガン患者に対して行われたとあるアンケートで、がん診断後に現在働いている職場を退職や休職した人は54.2%もいるという結果もあります。

ほぼ二人に一人が治療に専念するために仕事を離れていることが分かります。

そうなると、もちろん勤務先の福利厚生や、健康保険から支給される傷病手当金、各々が各自で加入している民間の医療・ガン保険等に加入していれば、契約内容に沿って支給されるでしょう。

もしくは、任意で加入していない場合は、傷病手当と、(あれば)職場の福利厚生、そして手元にある預貯金となるでしょう。

しかし、今回のように高額療養費制度が見直されることとなり、今までの自己負担額の上限よりも段階的に引き上げとはいえ、最終的には数万円上昇する結果となりました。

これにはガン患者だけでなく、重病等で長期にわたり治療などを受けている人にとっては決して看過できない出来事です。

しかも今回は話題にはなっていないですが、今後はこの制度だけではなく、健康保険3割の部分も段階的に引き上げの可能性もあるでしょう。

現役世代はまだ3割ですが、実際に75歳以上の高齢者で、一定の収入がある場合は1割から2割、場合によっては3割になるようになっています。

ここは高齢者の方の健康保険にメスを入れた感じです。

だがこれもいつまで続くかは不透明です。

やはり今後の社会保険制度、もっては医療に関する部分は今後もメスが入ると想定されます。

今後の日本の社会保険制度

よくインターネットでは、「日本には世界でも類を見ない社会保険制度がるので、何かあっても助けてもらえるような国」などとうたっている人もいるようですが、いよいよそういうことを言っていられない日が到来しつつあります。

このように社会保険制度が「改善」ではなく「改悪」になっていくことは誰の目にも明らかです。

制度が廃止されるよりはマシですが、社会保険制度の翼が折れる時がいよいよ現実味を帯びてきています。

ある程度は予想できるのため、それに備えてみなさん各自で対策を取っていく必要があります。

そこで私からそのような状況下でもある程度リスクを回避もしくはリスク軽減の手法をお伝えしたいと思います。

  • セルフメディケーション:これは病気などを予防するため、一定の期間有酸素運動など体を動かすことです。そうすれば、ある程度の病気の進行を抑えることにもつながりますし、いつまでも心身ともに健康でいられるので、オススメです。
  • 暴飲暴食・喫煙・偏食を避ける:腹は八分目、タバコは万病のもと、偏食は自己免疫を下げるので、できればバランスの良い食事を心がけましょう。
  • リスクヘッジで保険に加入する:いくら①や②を行っていても、遺伝や体質なども人によって様々です。「万が一」は起こる時は起こってしまいます。そしてその万が一が起こった時に発生する経済的損失は測りかねない可能性もあります。そのような状況にならないように、保険に加入しておき、リスクを保険会社に背負わせることで安心して日々の生活を営むことができるのではないでしょうか?

①に関しては各医療機関の方に相談しても良いでしょう。②はおそらく管理栄養士の方に相談するのが早いはず。③は保険会社もしくはその担当者に尋ねてみても良いと思います。保険も大小さまざまな種類の商品が存在し、しかも複雑です。そして、自身に見合った保障をきっと提案してくれるはずです。

国の制度が改悪になったとしても、様々なリスクを押しのけて、みなさんがいつまでも健康で長生きできることを切に願うばかりです。

監修FP

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