【FP監修】目先の株価に左右されず、長期で運用しよう!

目次

はじめに

みなさん、こんにちは。

ここ最近、アメリカの経済不安から株価が急落したり、ドル円相場が円高に振れたりと不安定な相場となっています。

インターネット界隈では「こんなに下がるとは思わなかった」、「やはりやるべきではなかった」などの声が上がっているようです。

今年の1月から始まった新NISAに関しても、解約や減額といった行為が増えているのではないでしょうか?

本来であれば目的をもって長期保有して資産を増やすものですが、都度起こる経済不安の煽りを受けて、その流れで早めの損切に動いてしまう心理も理解できます。

しかし、「投資信託」などは、長期で保有することで、大きなメリットを生み出します。

メリットを把握していないがために、解約してしまう人がいるのは非常にもったいないことだと感じています。

なぜ、経済状況の変化により解約してしまうのか?

解約してしまう要因のひとつに、アドバイザーがいないことや投資初心者が自ら証券口座を作り、右も左もわからないままスタートしてしまう、という状況もあると考えています。

そもそも、新NISAなどの投資商品は知識が無くても運用できることが最大のメリットでもあります。

しかし、本来の目的や長期的な目線を忘れ、急激に変化する社会への不安や資金が減っている状況に耐えられず、解約をしてしまう人も多くいらっしゃると思います。

ある程度知識のある人が近くにいれば良いのですが、投資初心者の方・証券口座をはじめてつくった方は、好景気であれば良いものの、不景気になり自ら投資した価値が下がってしまうと、大きな損失を回避したいがために、解約という選択肢しか頭に浮かんでいない状態ではないでしょうか?

長期で運用するメリット【ドルコスト平均法】

貯金代わりに新NISAを行っている人も多いと思います。

そこで、きちんと投資信託の良さを知った上で取り組むと、まったく違った世界が見えてくるはずです。

なぜ、世界経済に一喜一憂せずに、常に保有し続けた方が良いのかをまとめました。

まず、資産運用は原則「長期」「積立」「分散」という3つのアクションを守っていれば、将来的に増える可能性が高いです。

毎月一定の金額を積み上げることによって、価格が高いときには購入できる口数は少ないですが、価格が安いときには購入できる口数が多くなります。

投資信託など価格が変動する商品を一定金額購入していくと、基準価額が低いときには多くの数量(口数)を、基準価額が高いときには少ない数量(口数)を購入することになります。

この結果、毎月同じ数量(口数)を購入する場合にくらべ、平均購入単価を安定させる効果が期待できることになります。
上記のやり方は「ドル・コスト平均法」と呼ばれ、ドル・コスト平均法で長期間保有することにより、値動きの振れ幅が短期的な投資と比べて小さくなるためリスク低減が図れ、安定した運用成果が期待できるとされています。

まとめ

長期
積立
分散

出典:金融庁ウェブサイト (https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/invest/

定期的に経済の様々な要因(リーマンショック、新型コロナウイルス等)から、株価が一時的に急落してしまう場合もありますが、「長期の目線」で見たときに、右肩上がりになっています。

つまり、保有をし続けることこそ大事だということを意味しています。

昔から「継続は力なり」という言葉がありますが、まさに資産運用も同様です。

目先の株価変動によっては、不安になることもあるかもしれないですが、ぜひ継続していくことをおすすめします。

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